九州遺産『南阿蘇鉄道 第一白川橋梁・立野橋梁』



九州への旅三日目、有明海方面を目指す途中、熊本県南阿蘇村にある九州遺産の南阿蘇鉄道『第一白川橋梁』と『立野橋梁』を訪れた。
『第一白川橋梁』(写真1枚目)は阿蘇外輪山から唯一流れ出る、断崖絶壁に挟まれた白川の渓谷にかかる、日本国有鉄道最初の鋼製アーチ橋で昭和3年(1928年)竣工。
『第一白川橋梁』は“2ヒンジ・スパンドレル・ブレースト・バランスドアーチ”と呼ばれる形式で、全長153m、中央支間長91.4m、高さ約62m。スケールと美しさを兼ね備えた橋だ。
しかし、橋のかかる場所の地形もあって、橋に近寄れないことから、『第一白川橋梁』の姿は、南阿蘇鉄道の運行しているトロッコ列車に乗らないと間近に見ることができないのが残念。
一方、『立野橋梁』(写真2,3枚目)は南阿蘇鉄道の立野駅を出てすぐのところにあり、橋梁の間近まで近寄り、橋の全景から細部まで、その姿をじっくり眺めることができる。
『立野橋梁』は『第一白川橋梁』と同じく昭和3年に竣工。“鋼製トレッスル橋脚”と呼ばれる橋脚3基で支えられ、全長は139m。
“鋼製トレッスル橋脚”を持つ同じような橋としては、JR山陰本線の『餘部(あまるべ)鉄橋』(橋脚11本、全長300m)が有名。昨年、その『餘部鉄橋』を見てきたこともあり、『立野橋梁』は想像してたよりはこじんまりと感じる。
ただ、『餘部鉄橋』は橋の下から見上げただけだったが、『立野橋梁』は線路(橋桁)と同じ高さから見たり橋脚の根元から見たりと、いろんな角度から見ることができてよかった。
「九州遺産」(砂田光紀、弦書房)によると、『餘部鉄橋』は外国の技術(アメリカン・ブリッジ社)を導入して完成させた、日本初の“トレッスル橋脚”の橋だが、それを国産の技術で実現したのが『立野橋梁』らしい。
その証拠に橋脚の鋼材には、最近塗装し直したのでわかりにくかったが、“SEITETSUSYO YAWATA”(八幡製鉄所)の文字が読み取れた。
第一白川橋梁
熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野
立野橋梁
熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野











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