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2008.07.17

五寸瓶シリーズ(3) 大山『 特別純米酒アロマ瓶』

五寸瓶シリーズ(3) 大山『 特別純米酒アロマ瓶』

“五寸瓶”詰め合わせセット全10本の三本目は、山形県鶴岡市の加藤嘉八郎酒造株式会社の“大山『特別純米酒アロマ瓶』”を開ける。


日本名門酒会のパンフレットでは『特別純米酒アロマ瓶』は“スッキリとした淡麗さは、類を見ないほど軽やかながら、一本筋の通った力強さが魅力。”と紹介されている。


飲んでみると純米酒ながらあたりが柔らかく飲みやすい。どこぞのネット通販のページに“さらりとした口あたり、ほのかに漂う香りがやがて適度な旨味と甘味に一体となる。”とあったが、まさにそのとおりの印象を持った。


星三つ、★★★。


(参考データ)
大山 特別純米酒アロマ瓶『特別純米』
180ml、350円
原料米:はえぬき(山形)
精米歩合:60%
使用酵母:山形KA
アルコール度数:15.0ー15.9
日本酒度:+4ー+5
酸度:1.3ー1.4
杜氏名:志田 潔(山形)

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2008.07.15

五寸瓶シリーズ(2) 新政『六号』

五寸瓶シリーズ(2) 新政『六号』

“五寸瓶”詰め合わせセット全10本の二本目は、秋田県秋田市の新政酒造株式会社の“新政『六号』”を開ける。


日本酒を造るには“酵母”が必要だが、現在多くの蔵元は(財)日本醸造協会から造る酒に適した「協会酵母」を購入している。「協会酵母」には幾つも種類があり、吟醸酒を造るのに適した「九号酵母」や、諏訪の真澄で発見された「七号酵母」が有名だが、新政酒造で見つかった「六号酵母」もその一つ。


その「六号酵母」の特徴は、“中〜低温での安定した増殖力と発酵力。また一般的な蔵付き酵母と比較して、驚くほど酒の酸度が低く、まろやかな味になる点。そして、なんといっても上品で馥郁たる香りです。(新政酒造のサイトより)”だそうである。


この「六号酵母」の発見により、速醸酒母と協会酵母による近代的な日本酒の製造方法が確立されだのだそうだ。


『六号』は「六号酵母」発祥の蔵が、その酵母の特徴を最大限に引き出すために造った酒だ。


飲んだ感想だが、“繊細、硬い!、シャバシャバ(水みたいってことか?)、吟醸香、軽いところでバランスが取れているが…”(by若者)。“「含み香上品でやわらか旨口(日本名門酒会のパンフレットより)」←そのとおり!”(by自分)ってところだった。


星三つ、★★★


(参考データ)
新政 特別純米『六号』
180ml、326円
原料米:-
精米歩合:60%
使用酵母:協会六号
アルコール度数:15.8
日本酒度:+3.0
酸度:1.3
杜氏名:-

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2008.07.13

満寿泉『純米』

満寿泉『純米』
満寿泉(ますいずみ)『純米』(桝田酒造店、富山県富山市720ml、1365円)を若者と二人で飲む。


先日富山へ行ってきた若者がお土産に買ってきてくれた酒で、大学の恩師を囲む会に差し入れた夜明け前『純米吟醸』が残っていたので、二本を並べ若者と二人で飲み比べる。


最初はどちらも冷蔵庫で冷えていたので恐らく5℃前後だったのだろうか、「満寿泉」が純米酒らしからぬすっきりとした飲み口で正に“水”のようにするりと入る。一方「夜明け前」は控え目な香りと薄っぺらいというかぼやけたような印象の味で、「満寿泉」の方が美味いね、って話しながら飲んでいた。


しかし少し時間が経って酒の温度が常温より少し低いぐらい、恐らく10℃前後だろうか、になったところで印象は逆転する。


「夜明け前」は香りに加え味に膨らみというか奥行きが出てきた一方、「満寿泉」は“水”のようなすっきりとした飲みやすさは消えて、普通の純米酒といった印象に。ちなみに蔵元のサイトでは満寿泉『純米』は“コクがあり重量感がある純米らしいお酒”と紹介されている。


どちらの酒もそれぞれに飲み頃の温度があって、それが二つの酒で違っていて当然だ。それを同じように冷やしておいた状態で、どっちが美味いか不味いか、といった比較をしても意味は無い。


今回は温度による日本酒の味や印象の変化が大きいことを改めて認識。


“だから「富士よし純米酒の会」で行われるクイズ(ウェルカムドリンクで出される酒が後から出てくる日本酒のどれか当てるクイズ)が当たらないんだよなあ”と若者と二人慰めあう。


結果として「満寿泉」、「夜明け前」とも、自分が美味しいと思った温度帯ではどちらも美味しい日本酒だった。

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2008.07.09

芳薫『特別純米酒 中取り生』

芳薫『特別純米酒 中取り生』

芳薫『特別純米酒 中取り生』

芳薫の『特別純米酒 中取り生』(馬場酒造場、佐賀県鹿島市、720ml、1470円)を開ける。


この酒は、しばらく前に井田屋酒店の冷蔵庫に陳列されているのを発見して以来、ずっと気になっていた酒。まだまだ売り切れないだろうと買うのを我慢していたのだが、今日、意を決して購入。


『芳薫』は今年の三月に九州を旅した際に、佐賀県鹿島市のスーパーで見つけ買い求めた日本酒、『能古見(のごみ)』と同じく馬場酒造場で造られる日本酒だ。


九州で偶然出会った『能古見』を造っている蔵元の酒と伊那の地で出会い、これはまた何かの縁だろうと思い、買わなければと思っていたのだった。


家に帰ってきて晩飯の時に、いつものように飲んだことのない酒を開ける時の期待と、少しばかりの不安とが入り混じった心境になりながら栓を開けた。


最初の一杯は結構冷えた状態だったが、一口目だけほんの微かな炭酸らしきものを舌の先に感じる。


酒の味は、蔵元の商品紹介のページの説明書きにあるとおり甘口だ。しかし『北安大國』のようなこってりとした甘さではなく、優しいというかあっさり目の甘さ。しかし自分の好みのほぼど真ん中、思わず頬がゆるんでしまう。


飲み比べで冷蔵庫にまだ残っていた『菊姫 先一杯(まずいっぱい)』をお燗する。こちらは燗した酒を注いだグラスを口に近づけると、香りというか臭いが鼻につき、人によっては抵抗を感じるかもしれない。


口に含んでも鼻に抜ける臭いに、先ほど感じたものと同じものを感じるのだが、それを克服した先には至福が待っている。


こってり系の料理、今日はニシザワで半額セールしていた寿司のイクラの軍艦巻き、と一緒に口に含むと、口のなかで料理と酸味のある酒とが渾然一体となりハーモニーを奏でる、って赤面するような表現だな(笑)…。


今日は甘口、旨口の日本酒の美味さと、甘口の酒を好む自分の嗜好を再確認した。


芳薫 特別純米酒 中取り生
【容量】1800ml、720ml
【特徴】圧力をかけない部分だけを取った数量限定のお酒です(6月)
【アルコール度数】15.5 %
【日本酒度】-1
【酸度】1.8
【アミノ酸】1.3
【原料米】佐賀の華
【精米歩合】58 %
【甘辛濃淡】甘濃
【飲み方】冷やして、常温

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2008.07.07

幻の酒『太兵衛』

先日開けた信濃錦『吟醸生酒』を飲んでいて、ある日本酒の記憶が蘇ってきた。


ちょっと吟醸香があって、ちょっと酸味があって、ちょっと青臭い若々しさがあって、…。


記憶の底から蘇ってきた日本酒、それは『太兵衛』という名前だった。


今を遡ること十数年前、木島平村のある地区の若者たちが自分たちで栽培、収穫した「金紋錦」という酒米をもとに、今は無き村の造り酒屋、高水錦酒造が醸した吟醸酒が『太兵衛』だった。


地域起こしとして、地域の田んぼで酒米を作り、その酒米を使い日本酒を造るということは最近ではあちこちで行われているようだが、十数年前はまだまだ珍しかったように思う。


当時も今も、木島平村でしか栽培されていない酒造好適米の「金紋錦」は、最近では北信地方の幾つかの蔵元でも使用されているようだが、当時は石川県金沢市にある福光屋に全量買い取られている、と聞いた。


そんな、全国的にも希少な酒米を使った日本酒が“おらが”村にあるということを知り、酒飲みとして嬉しくなったものだ。


たまたま転勤で地元に帰る機会があり、「金紋錦」の栽培にも関わらせてもらい更に『太兵衛』への思い入れは深まった。


しかし時は流れ、村の造り酒屋もなくなり、酒米栽培の旗振り役の人の後継者もいなかったのだろうか、残念ながら『太兵衛』は自然消滅してしまった。


いつの日か、「金紋錦」を使った『太兵衛』が、またこの世に現れたなら、などと感傷的に思うのは、信州の酒蔵の歴史的、文化的な側面からの記述が充実している『酒蔵で訪ねる信州』を読んだからだろうか。

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2008.07.04

『酒蔵で訪ねる信州』

『酒蔵で訪ねる信州』
『酒蔵で訪ねる信州』(川崎史郎・文、小林敬一・写真、信濃毎日新聞社、1680円)を購入。


この本を眺めて(読んで)、信州には自分が聞いたこともない銘柄の酒を造る蔵元がたくさんあることに驚いた。


殊に上田、佐久の東信地方や、灯台下暗しというか、実家のそばの中野市にもあまり耳にしたことのない酒蔵があることを知る。


先日の「藤よし純米酒の会」で聞いた話だが、長野県は灘を抱える兵庫県、名実共に酒どころと言える新潟県に次いで酒蔵の数が多いのだそうだ。


ところで『酒蔵で訪ねる信州』の写真は、自分で酒蔵を訪ねてみたくなるような趣のあるものでなかなかよい。ただ写真の持つ性格上、“現実”よりは数段よく撮れているような気もするが。


この本で少し残念なのは、酒蔵のデータ的なところがちょっと弱いところだ。


例えば、酒蔵の“石高”や“杜氏名”、“出身の杜氏集団名”などが載っているとなお良かったと思う。


また、酒蔵の窓口(売店)の営業日・営業時間も載せて欲しかった。だって題名にあるとおり、この本は信州と信州の風土と共にある酒蔵にいざなっているのだから、いざ酒蔵を訪ねてみたら定休日だったなんてことになったら残念だしね。


しかし、買って眺めていると、酒蔵とそこで造られる日本酒への関心が湧き上がってくる。日本酒好きなら買って後悔はしない一冊。

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2008.07.02

五寸瓶シリーズ(1) 男山 特別純米酒『生もと 純米酒』

五寸瓶シリーズ(1) 男山 特別純米酒『生もと 純米酒』

五寸瓶シリーズ(1) 男山 特別純米酒『生もと 純米酒』

先日買った“五寸瓶”詰め合わせセット全10本のまず一本目、北海道旭川市の男山株式会社の『生もと 純米酒』を開ける。


ネットとかの商品紹介には“蔵つき酵母を育成して醸造した、生もと造りならではの濃じゅんでコクのある味わい。”、“北海道の銘酒。濃じゅんでコクありキレあり辛口。アメリカでも大人気。”とある。また“淡白な料理に合う”ともあった。


さて飲んでみた感想だが、“生もと”らしいコクはあるが酸味は控え目、味は丸く、あっさりしていて(キレがある?)飲みやすい。


“生もと”と言えば福島の『大七』が有名だが、『大七』ほどの“濃ゆい”ところや“クセ”は感じない。


燗をつけてみると酸が立ってくるのは当然としても、丸さは相変わらずで、香りも特に“米”由来のものを感じさせるものはない。


男山『生もと 純米酒』は“生もと”にしては非常に飲みやすい酒だ。この味が蔵元の仕込み方によるものなのか、それとも“後処理”でこのような酒質になっているのか自分には知る由もない。


普通の日本酒ということであれば、『生もと 純米酒』は飲みやすく旨い酒だと言えるが、“生もと”ということを考えるとどう評価してよいか迷ってしまう。


ということで(ってどういうこと?)、男山『生もと 純米酒』は星三つ、★★★。


(参考データ)
男山 生もと(“もと”の字は酒編に元) 特別純米『生もと 純米酒』
180ml、350円
精米歩合:60%
アルコール度数:15.0
日本酒度:+4.0
酸度:1.6

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2008.06.26

信濃錦『吟醸生酒』

信濃錦『吟醸生酒』

信濃錦『吟醸生酒』

井田屋酒店で「五寸瓶セット」と一緒に買い求めた信濃錦『吟醸生酒』(300ml、451円)を開ける。


グラスに注いだ酒の香りを嗅いでも吟醸香藻はほとんどないが、口に含むと控えめな吟醸香が微かに鼻に抜ける。


柔らかな酸味、丸みのある味、するりと入る飲みやすい酒だ。


しかし蔵の酒質が自分の嗜好にあっていることもあるんだろうが、信濃錦はいろんな酒を飲んでもハズレが少ない。

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2008.06.25

五寸瓶

五寸瓶

五寸瓶

五寸瓶

昨日、久しぶりに井田屋酒店に顔を出すと興味が惹かれるものが置いてあった。


日本名門酒会が「父の日」のギフト用に、日本各地の蔵元の“五寸瓶”(瓶の高さが約15cm、容量は1合)を10本詰め合わせたギフトセットが置いてあった。


“五寸瓶”は以前、信濃錦の「燗熟純米」を井田屋酒店で初めて目にし買い求めたことがある。


井田屋酒店で貰った日本名門酒会のカタログにはいろんな“五寸瓶”が載っていて、それらを取り寄せできないかご主人に聞いたところ、取り寄せるとしたら10本単位とかでの取り寄せになると言われ、その時は諦めたのだった。


昨日見つけたギフトセットは、そんな自分にまさにうってつけのもの。見つけるや否やギフトセットの前にしゃがみこんで、どの蔵元の酒が入っているか確認。


10本の内訳は、男山(北海道)、新政(秋田県)、大山(山形県)、峰乃白梅(新潟県)、澤乃井(東京都)、春鹿(奈良県)、嘉美心(岡山県)、五橋(山口県)、梅錦(愛媛県)、司牡丹(高知県)で、すべて純米酒か特別純米酒。


ばら売りもしますよ、とのご主人の言葉もあったがどうせなら10本全て飲んでみたいし、ということで1セット買う決心をしたところ、ご主人から更に魅惑的な話を聞かされる。


それは“2008 夏の小瓶頒布会 列島縦断!!ちっちゃい地酒 飲みくらべ”と題した日本名門酒会が企画した日本酒の頒布会で、7月から9月まで毎月10の蔵元の小瓶に入った日本酒が届くというもの。


3カ月で日本列島の北から南まで、全部で30の蔵の日本酒を飲みくらべられるなんて、普通じゃまず出来ない体験。


この頒布会の料金は月々4900円と決して安くはないが、井田屋さんに勧めてもらった以上断るのは日本酒好きの沽券に関わる、っことで頒布会も申し込んでしまった。


この頒布会は全国で限定4000口しか申し込めないので、興味がある人は、日本名門酒会のサイトか日本名門酒会の加盟店まで急ぐべし。


伊那市近辺の人はもちろん井田屋酒店へ行くように。


井田屋酒店
電話:0265-72-2331
住所:伊那市伊那部日影171番地(国道361号「高遠線」東部中学校下)

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2008.06.17

菊姫『先一杯』

菊姫『先一杯(まずいっぱい)』

菊姫『先一杯(まずいっぱい)』

菊姫『先一杯(まずいっぱい)』

菊姫『先一杯(まずいっぱい)』

菊姫『先一杯(まずいっぱい)』

菊姫『先一杯(まずいっぱい)』(菊姫合資会社、石川県白山市、720ml、1250円)を開ける。


『先一杯』は井田屋酒店で“お燗ぽっと”を買った時に、お燗をして美味しいお酒ということで勧めてもらったものだ。


しかしこの『先一杯』、実は三年前に醸された酒で、自分に買われるまで井田屋酒店の冷蔵庫の中で眠っていたヴィンテージもの(笑)。


さて『先一杯』、見た目の色は黄金色、瓶の口に鼻を近づけると、香りはなんとなく昔飲んだ菊姫のイメージを浮かばせる。


まず冷やで、口に含むと米か麹から来る匂いか、それとも老ね香かもしれない匂いが若干する。


お燗ポットで約45度に燗をつけて飲んでみる。当然酸が立つが味に膨らみ、奥行きが出、先ほどの“老ね香”のようなものは薄れる。


冷やのほうが飲みやすいと感じるが、酒の味は燗をつけた方が何倍もする。冷やでは酒の持っている味わいの何分の一かのものしか味わっていない感じだ。


燗酒といえば、先日の『長谷屋ん、』で燗をつけてもらって飲んだ田中屋酒造店の『水尾一味』がよかった。


冷やではさらりとした感じの酒だったような気がするが、燗をつけたあと、それが冷めて、人肌よりもやや低いくらいの温度になった時、全く別物ではないかと思わせる丸み、旨味を持った酒に変わっていて驚いた。燗酒の奥は深いことを実感した。

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2008.06.12

第十六回『藤よし 純米酒の会』

昨晩開かれた第十六回『藤よし純米酒の会』へ若者と二人で参加した。


参加者は全部で20人弱、やはり若い人が多い。


今回の純米酒の会は「兵庫の酒」がテーマで、いつものように井田屋酒店のご主人がチョイスした以下の八種類の日本酒が出された。


1.奥播磨 純米零番斗瓶(下村酒造店、姫路市)
2.都美人 山廃純米酒(南あわじ市)
3.八重垣 手造り純米酒(ヤヱガキ酒造、姫路市)
4.龍力 特別純米神力氷温貯蔵(本田商店、姫路市)
5.大関 特別純米山田錦(大関、西宮市)
6.白鷹 宮水の郷 特別純米 無濾過生原酒(白鷹、西宮市)
7.極上 黒松剣菱(超特撰選)<本醸造>(剣菱酒造、神戸市)
8.小鼓 ぷちぷちはじけるゆず(西山酒造場、丹波市)


兵庫県は日本酒の蔵元数、製造量とも日本一だそうだが、灘の有名どころから地方の小規模ながら個性的な蔵元があり兵庫県の酒は奥が深いように感じた。

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2008.06.11

雑巾の匂い

今夜は藤よしさんで開かれる純米酒の会へ、1月以来2回目となる参加を予定している。


で、今朝も5kmのランニング。しかし先週末の10kmランニングをしてから、左脚の付け根の外側に痛みがある。


たぶんオーバーワークなんだろうな。4週間で100kmのランニングという目標で走っているが、カラダを壊しては本末転倒。しばらく走るのを休んだほうがいいんだろうか…。


今日のランニング結果
距離:5.07km
時間:28分43秒
ペース:5分39秒/km
カロリー:307kcal(日本酒1.5合)


4週間に100kmのランニングという目標に対しては、累計走行距離が35.5kmで目標のペースを0.6km上回っている。


今日の「藤よし純米酒の会」は兵庫県の日本酒が出されるそうだが、先日の密やかに日本酒を楽しんだ時の若者たちのように、“雑巾の匂い”も感じ取れるような、って今日は絶対ないとは思うが、先入観のない素直な気持ちでそれぞれの日本酒を味わいたいものだ。いやきっと味わえるだろう。

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2008.06.05

密やかな楽しみ

あ

昨晩は伊那市某所にて店主の特別のご好意により、日本酒を持ち込まさせていただいて、密やかに日本酒を楽しむ会を開いた。


会に集まったメンバーは女性二人を含む七人。その七人で、なから六本の四合瓶の日本酒を飲み尽くした。


六本の日本酒は自分や参加したメンバーのうちの一人の若者が旅先で買い求めたもので、自分も今まで飲んだことのない銘柄が多かった。


その六本とは
1)開春「竜馬 純米 無濾過生原酒」(若林酒造、島根県)
2)東洋美人「大吟醸 槽垂れ」(澄川酒造場、山口県)
3)雁木「純米無濾過 ひとつ火」(八百新酒造、山口県)
4)酔心「生囲い純米酒 おひやし」(酔心山根本店、広島県)
5)梅錦「蔵開」(梅錦山川、愛媛県)
6)土佐鶴「生貯蔵酒 蔵酒生」(土佐鶴酒造、高知県)


今までやった日本酒を飲む会では、いろいろな日本酒を飲んでも酔っ払ってしまうとどんな酒だったか、結局記憶がなくなってしまうので、今回の飲み会では飲んだ日本酒の感想を書いてもらうという趣向を取り入れてみた。


それらの感想は、いい意味で日本酒に対する知識(先入観)がない若者たちが、非常に感覚的かつ自分の言葉を使って書いたもので、自分には新鮮なものだった。


それらの感想を幾つか紹介したいと思うが、どの酒に対する感想かを書くことは控えたい。だって営業妨害とかになっても困るし(笑)。しかし個人による好みの差はあれ、不味い酒は一本もなかったのも事実。


“キノコ(エリンギ)の味”
“注射のときのニオイ”
“ぞう巾のにおい”
“牛乳をふいた木綿のにおい”
“ドロッとくる。濃いかんじ”
“飲み口マイルド。クイクイいける(ハート)”
“ちょっと甘めだけどすっと飲める”
“百草丸の様な苦味と風味を伴う”
“きゅっとなる。好み合わず”
といったところ。


自分的には雁木「純米無濾過 ひとつ火」と梅錦「蔵開」がよかったな。

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2008.05.29

信濃鶴『純米生酒』

信濃鶴『純米生酒』
井田屋さんで購入した信濃鶴の『純米生酒』(300ml、451円)を開ける。


グラスに注いだ酒を嗅いだ時も、口に含んだ時も吟醸香が立つ。うーん、まさに信濃鶴。


味はサッパリ系、後口に微かな苦味、生酒ならではの若竹のような青臭さというかフレッシュさがある。


これからの季節、冷やで飲むにはぴったりの酒かな。

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2008.05.23

日本酒を飲む会

一昨日、伊那市内某所で開いた日本酒を飲む会だが、最終的に女性6人を含む17人の参加を得て盛況のうちに終了。


まずは、今回も快く会場を提供していただいた、市内某天ぷら・寿司店と、日本酒のセレクトとサービスの順番についてアドバイスをいただいた井田屋酒店のご主人に感謝。


そして設営ほかいろいろと手伝ってくれた仲間たちと、日本酒を飲むために参加してくれたメンバーに感謝。


飲み会では、井田屋酒店で購入した酒五升三合と、差し入れの酒一升八合、合わせて七升一合の酒を17人で飲み尽くしてしまった(汗)。


出した日本酒がどれも美味しかったということなんだろう、よかった、よかった。

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2008.05.20

お燗ぽっと&おかんメーター

お燗ぽっと&おかんメーター
お燗ぽっと&おかんメーター
井田屋酒店で『お燗ぽっと』(2100円)と『おかんメーター』(420円)なるものを見つけ買ってきた。


日本酒の燗酒の美味さを楽しみたいと考えていたのだが、燗をつけるにたとえ出来上がりの燗酒の味が同じだとしても、“粋”を気取るには電子レンジでは風情も何もないと思っていた。


『お燗ぽっと』は熱湯を入れた花瓶のような器に、酒を入れた徳利を沈め、好みの温度に燗がついたら引き上げるようになっている。


好みの温度になったかどうかは『おかんメーター』を徳利に差して確かめる。この『おかんメーター』、井田屋酒店のご主人の言葉を借りれば、「真澄」の銘入りでプレミアものだそうだ(笑)。


この二つの“神器”が、燗酒の美味しさの探求に役立ってくれるといいが。

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2008.05.10

真澄『吟醸生酒』

真澄『吟醸生酒』
真澄『吟醸生酒』
真澄『吟醸生酒』

とりあえず、飲んだ印象だけ。


後口が軽い、当たりが柔らかい、するする入る。美味しかった。

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2008.05.09

井の頭『純米無濾過 搾りたて生』

井の頭『純米無濾過 搾りたて生』
井の頭『純米無濾過 搾りたて生』
再来週にやる予定の日本酒を飲む会だが、テーマの一つに“お燗した日本酒の美味しさを経験する”ということを選んだ。


ただ全部燗酒にするわけにもいかないので、この時期まだまだ搾りたての新酒も味わえるし、夏向けの生酒も出始めているということで、搾りたてから生酒、熟成されたものまで、様々な日本酒のタイプを味わってみるという趣向でやることにした。


で一昨日、井田屋酒店に出向いてご主人に相談する。


まず“熟成系”で燗しても旨い酒には、神亀『純米 辛口』(神亀酒造、埼玉県蓮田市)と大七『純米 生もと ひやおろし』(大七酒造、福島県二本松市)を選ぶ。


次に“新酒・搾りたて系”だが、最近自分で飲んで印象に残っている信濃錦『無垢の酒』(宮島酒店、長野県伊那市)、加賀鳶『極寒純米 無濾過・生』(福光屋、石川県金沢市)しかないと決めていたので、一升瓶の在庫が一本しかなかった加賀鳶の取り置きをお願いする。


さて、最後の“生酒系”は、井田屋さんにも(搾りたてではない)生酒はまだあまり入荷しておらず、自分が飲んで美味しかった真澄『吟醸生酒』(宮坂醸造、長野県諏訪市)のほかに、何かおすすめはないか訪ねたところ、井の頭『純米無濾過 搾りたて生』(漆戸醸造、長野県伊那市)を紹介された。


どっちかというと、“生酒系”というよりも“新酒・搾りたて系”といったところだが、これは自分で飲んで確かめるしかないということを口実に購入。720mlで1575円。「井の頭で○○○のはこれ“だけ”です。」などというご主人のちょっと過激な発言も、購入のきっかけだったりするのだが(笑)。


で、昨日、井の頭『純米無濾過搾りたて生』を開けて飲んでみた。


搾りたて生なので当然冷やで飲む。まず一口目を口に含む。うーん、酸味が強い。搾りたて生って感じはではない。精米歩合59%ながら、信濃鶴などと違って吟醸香は全くといっていいほどしない。


酸味が強く感じたのでこってり系とかの料理に合うのかなと思いきや、相変わらず動物性脂肪の全くない夕飯を食べながら飲んでみると、さっきはあれほど感じた酸味が、ほとんど感じなくなり、さらっとした飲みやすいい味になった。こんなに印象の変わる酒も珍しいんじゃないだろうか。


搾りたて生というよりも、生酒らしい青臭さはある。食中酒としてなら、これはこれでありかなと思う。しかし、今度の飲み会で“生酒系”の酒として出すのは厳しいな。


ところで、先日はエクスキューズ付きながら、値段相応のものか疑問を呈した、香住鶴『生もと純米 木桶仕込』だが、改めて冷やで、刺身、蕎麦をつまみながら飲んだところ、酸味、苦味、僅かな甘味が渾然一体となって、まろやかで柔らかな味、心がほんわかしてくる味であった。


そしてぬる燗をつけてみると、冷やで感じた渾然一体となった味というのが、実は“旨味”をそういうふうに感じたのではないかと思った。


今回の中国地方への旅で、改めて買ってきた今年度産の『生もと純米 木桶仕込』を飲んでみないことには、自分としての評価は下せないと感じた。

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2008.05.07

酒器

酒器
酒器
酒器
このところ家で日本酒を飲む機会が増えた。普段は冷やで飲むことが多いので、もっぱらダイソーで買ってきた一つ105円の小さめのグラスで飲むことが多い。


ただ最近は“燗酒”にも興味が湧いてきて、燗酒を飲むのに適当な猪口が欲しいと思っていた。


そしたら友達から金沢旅行のお土産に九谷焼の杯をもらった(写真1枚目)。杯の内側には銀箔が貼られた美術品のような趣のあるもので、飾っておきたくなるものだ。


それから今回の中国地方への旅で出会った「須佐焼き」の猪口(写真2枚目)。銘の入ったものから陶芸教室の生徒の作品レベルのものまで、須佐焼き祭りの会場で売られていた猪口を五つ買い求めた。


そして「須佐焼き」の窯元“唐瀧庵”の直売所で買い求めた、登り窯で焼かれた杯(写真3枚目、一緒に写っている黒地に“の”の字が描かれたものは伊那市の女性陶芸家のはるひ窯のもの)。


どれもそれぞれに存在感があり、これから日本酒を飲む一時に趣を添えてくれるだろう。

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2008.04.26

香住鶴『生もと造り純米酒 木桶仕込』

香住鶴『生もと造り純米酒 木桶仕込』
香住鶴『生もと造り純米酒 木桶仕込』
香住鶴(香住鶴株式会社、兵庫県美方郡香美町)の『生もと造り純米酒 木桶仕込』(720ml、2100円)を飲む。


昨年6月に丹後半島、但馬地方を旅した際に、通りかかった香住鶴の福壽蔵併設のショップで買い求めたもの。


『生もと造り純米酒 木桶仕込』は、前述のショップ及びネットショップのみで販売されている限定品。なんとなくもったいない気がして開ける機会がなく、家のある場所に10カ月もしまい込んでいた。


立派な専用カートンに同封のしおりには「私達は、究極のこだわりの酒造りをする為に、少しですが香美町香住区森の栽培田で作った“兵庫北錦”を昔ながらの日本酒製造法『生もと造り』で木桶に仕込みました。今回は、アルコール度数を普通酒より少し高く十六度代にしました。」とある。


室内の比較的温度変化の少ない場所とはいえ、10カ月も常温で置いておいた酒なので、蔵元で瓶詰めされた時とは味が変わっていないほうがおかしいはずだ。


なので以下に書く感想は全く参考にならないことを断っておく。


まずは冷蔵庫で冷やした状態で飲んでみる。生もと造りという割には酸味はほとんど感じない。甘味はドンと来なく、ゆっくり、じんわりとやってくる感じ。木桶仕込の風味は自分にはわからない。


次にレンジで燗をつけてみる。しおりには冷やから“ぬる燗”までがおすすめとあるが、人肌よりも少し熱めに燗がついてしまった。当然のごとく酸が前面に出てくる。


しばらく経って、人肌よりも気持ち冷めると酸と旨味のバランスが取れてきていい感じだ。しかし基本的に淡麗っぽい感じで“生もと造り”らしい感じはない。


10カ月も放っておいて今更比較してはいけないのはわかっているのだが、『加賀鳶』(720ml、1260円)と比べると2100円を払う価値があるのかどうか…うーん、自分にはよくわからない。

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2008.04.25

福光屋『黒帯 悠々』、『加賀鳶』

福光屋『黒帯 悠々』、『加賀鳶』
福光屋『黒帯 悠々』、『加賀鳶』
福光屋『黒帯 悠々』、『加賀鳶』
石川県金沢市の福光屋の酒、『黒帯 悠々』(180ml、336円)と『加賀鳶 極寒純米無濾過生原酒』(720ml、1260円)を飲む。どちらも井田屋酒店で購入したもの。


まず一本目、『黒帯 悠々』は米の味、香りの奥から吟醸香が微かに立ち上る不思議な感じの酒だ。


ラベルには、精米歩合68%の純米酒に精米歩合50%の吟醸酒を二割五分“混和”していると書いてある。ウイスキーでいえばさしずめ「ヴァッテド・モルト」といったところか。


一つのタンクで醸されたもろみから搾った酒が他のタンクの酒と混ぜて瓶詰めされるのは小さな蔵ではまずないが、福光屋は結構大きい蔵なのでこういうこともできるんだろうか。


ぬる燗をつけると当然酸が立ってくるが、立ち過ぎるという感じで自分的には今一つ。冷蔵庫で冷えていたのをしばらく置いておいて常温に近くなったのが、旨味、甘味、酸味のバランスがよくて一番飲みやすいように思った。ただ次回はないと思う…。


次に『加賀鳶 極寒純米無濾過生原酒』を飲む。こちらは原酒故のアルコール感が口に残るが、嫌なものではない。極微かに舌に新酒らしい炭酸を感じる気もするが、もしかしたら“酸”そのものなのかもしれない。旨味がありながら、後味もすっきりした酒だ。


まだ飲み残こしている『あらばしり 純米吟醸 能古見(のごみ)』と飲み比べると、『加賀鳶』は“苦味”が“旨味”にカバーされるのか、吟醸系のすっきりとした『能古見』ほど表に出て来ない感じだ。


自分の好みの“芳醇”、“旨口”系でしかも後口もすっきりでなかなかよかった。値段以上の価値がある酒だ。

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2008.04.12

「あらばしり」飲み比べ

「あらばしり」飲み比べ
「あらばしり」飲み比べ
「あらばしり」飲み比べ
「あらばしり」飲み比べ
“あらばしり”とか“無濾過生原酒”っていうと、まずは炭酸を感じるフレッシュさとか、新酒らしい荒々しさとかを期待してしまう。


手元にあった無濾過生原酒を3本飲み比べてみた。


『無風(むかで)』(玉泉堂酒造株式会社、岐阜県養老町)。井田屋酒店でそのラベルに描かれた百足の画が目について購入。“特A地区山田錦”を60%精白した純米吟醸無濾過(生)原酒。


無濾過(生)原酒とはいうが、フレッシュさ、荒々しさはなく、どちらかというとまろやかな味わい。吟醸香も特にない。


『純米吟醸 能古見(のごみ) あらばしり』(有限会社馬場酒造場、佐賀県鹿島市)。先日の九州への旅で、佐賀県鹿島市のスーパーで購入。


精米歩合が50%と3本中最も精米歩合が高いこともあって、控え目ながら吟醸香が立つ。炭酸は感じないがフレッシュさというか、新酒らしい角が少し立っている印象。ただラベルにある唱い文句とは違って、荒々しいというほどの感じではない。


『真澄 純米吟醸 あらばしり』(宮坂醸造株式会社、長野県諏訪市)。やはり“甘い”という印象だが、『北安大國』に通じる甘さで、嫌な甘さではなく、旨味、味に繋がる甘さは自分の好む味の傾向だ。


3本の中では『真澄純米吟醸あらばしり』が日本酒としては一番まとまりがあるが、どれも“あらばしり”という印象は残らない。

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2008.04.08

『真澄 純米吟醸 あらばしり』

『真澄 純米吟醸 あらばしり』
井田屋酒店で先日買った真澄の『 純米吟醸 あらばしり』を開ける。


瓶のラベルには“フレッシュな香り”とあるが果物系のこれでもかという吟醸香は立たない。が、口に含めば微かな吟醸香が鼻に抜ける。


味わいは淡麗ではなくコクのあるタイプで、どちらかといえば甘口という印象。ハンバーグとかコッテリ系の料理に合うとラベルにあるので、とりあえずウィンナソーセージを食べながら飲んでみると確かに“酸”を感じ、コッテリ系の料理に合いそうな印象。


もう10年くらい前になるだろうか、真澄の『純米吟醸 あらばしり』を毎年飲んでいた頃は、その年その年で出来不出来があって、その評価の基準が“華やかな吟醸香が立つ”かどうかだったような気がする。


その(昔の)基準に照らせば、今回飲んだ『純米吟醸 あらばしり』は可もなく不可もなくってところか。ちょっと昔のイメージとは違った。


ただ、蔵元の目指している酒が以前とは違っているかもしれないので、評価は難しい。


“あらばしり”という言葉からイメージする酒を求めるなら、『純米吟醸 あらばしり』よりも『吟醸しぼりたて生 あらばしり』のほうが求めるものに合っているように思う。

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2008.03.19

記憶に残る酒、『北安大國』

記憶に残る酒、『北安大國』
記憶に残る酒、『北安大國』
記憶に残る酒、『北安大國』
無濾過生原酒を3本飲み比べてみた。


1本目は『刈穂』(秋田県清酒株式会社、秋田県大仙市)の“ 純米吟醸 六舟 無濾過中取り生原酒”。先週、井田屋酒店で購入。


2本目は『北安大國』(北安醸造株式会社、長野県大町市)“「横川商店限定 4号タンク」しぼりたて生原酒”。確か1月に『北安大國』の“小谷錦”を買いに大町市の横川酒店を訪れた際に購入したもの。


3本目は『夜明け前』(株式会社小野酒造店、長野県辰野町)“しずく採り 純米吟醸生一本”。先日の蔵元見学の際買ったもの。


3本のうち、『刈穂』と『夜明け前』は、原酒ながら荒々しさはなく、“淡麗辛口”とは違い、控え目で上品な香りの中にも、甘味と旨味が混ざりあった自己主張の強くないタイプで、誰が飲んでも美味しいと感じる酒だと思う。


対して『北安大國』は強烈な自己主張をしているように思える。口に含んだ時に広がる甘い香りと、とろっとした甘さが、他のどの酒とも違う、オンリーワンの日本酒と思わせる。最初の一口を口に含んだ時に、これぞ北安大國!やっぱ北安大國はこうでなきゃ、と強く思った。


表現を変えれば、その甘ったるいともいえる香りと味は、“アセチル臭”と呼ばれるものに起因するものなのかもしれない。ただ『北安大國』の場合、“臭”にはならず“香”のところで踏みとどまっているので、自分にとっては日本酒として美味しいと思わされる。


“4号タンク”に比べて、先日飲んだ今年の“小谷錦”は、なんか“淡麗辛口”っぽくて、あれは『北安大國』であって『北安大國』じゃないと思う。


しかし、日本酒も人間と同じで、誰にも好かれる“いい酒(人)”よりも、多少クセがあるほうが面白くて好きだなと思う。


自分のツボにはまった“(味覚の)記憶に残る”酒、『北安大國』はまさにそんな酒だ。ラーメンに例えれば諏訪の『ハルビンラーメン』みたいな存在だな。

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2008.03.12

『夜明け前』“純米吟醸生一本 しずく採り”、そして『竹泉』

『夜明け前』“純米吟醸生一本 しずく採り”、そして『竹泉』
『夜明け前』“純米吟醸生一本 しずく採り”、そして『竹泉』
『夜明け前』“純米吟醸生一本 しずく採り”、そして『竹泉』
今日の晩酌は『夜明け前』の“純米吟醸生一本 しずく採り”(720ml、1550円)と、『竹泉』(田治米合名会社、兵庫県朝来市)の“竹泉醇辛”(180ml、336円)。


『夜明け前』“純米吟醸生一本 しずく採り”は先日の蔵見学の際に試飲させてもらったうちの一つで、見学の後、蔵元で買い求めた一本。昔ながらの“フネ”で搾った無濾過生原酒でこの時期だけの限定品。吟醸香も控え目で、何かを主張するという感じの酒ではない。秘めたるものを飲み手が感じ取る、というような酒だろうか。


ほのかな香りを持った料理、今日の料理の中では“ウドのマヨネーズ味噌和え”と合ったように思う。


“竹泉醇辛”は昨年秋の九州放浪の帰りに兵庫県養父市の道の駅 ようか但馬蔵で買い求めたもの。


竹泉醇辛”、名前からして燗をつけて飲む酒のようだが、まず常温では口に含んでみると苦味(辛さ?)が表に立つ。そして今度は燗をつけると苦味は残るが酸味が表に出て味の広がりも出てくるように思う。こってり、濃いめの味付けの料理と合いそうだ。


『竹泉』が醸される但馬地方は猪肉の三大名産地の一つ、丹波篠山にも近い。先日のタイガーで出された“猪の脂”なんかと合わせたらいいかもしれない。今日の料理ではポテトサラダとの相性が一番だった。

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2008.03.08

蔵見学in小野酒造

蔵見学in小野酒造
蔵見学in小野酒造
蔵見学in小野酒造
職場の酒呑みたちが集まって木曜日の夜、辰野町の小野にある「夜明け前」醸造元、小野酒造の蔵見学に行く。


つてをたどって蔵見学をお願いしたところ、今回は社長さん直々にお出ましいただき案内していただく。


まずは会議室(?)で、蔵の歴史、「夜明け前」の名前の由来、簡単な日本酒の製造工程について社長さんから説明していただいた後、蔵内部の見学へ。


“甑上げ”を3月3日に迎えたそうで、夜間ということもあり蔵の中は静まり返っている。酒米を蒸す大きな釜(1枚目写真)も、今はその役目を終えて静かに佇んでいる。


発酵中の“もろみ”が入った、大きな仕込みタンクが幾つも並ぶ部屋(2枚目写真)には、酒の匂いが漂っている。タンクの中を覗くと、発酵している証拠にもろみの表面でプチっ、プチっといって泡がはじけている。


仕込みタンクの並ぶ部屋の一角には、もろみを絞る“圧搾機”と呼ばれる機械があり、そこに付いたホースの先から、搾った酒を溜めるタンクに、ちょろちょろと酒が滴り落ちている。そのタンクを覗くと搾りたての酒が…(以下自主規制)…。


ちなみに、小野酒造の日本酒の製造量は一升瓶換算で約12万本(1200石)だそうで、先日見学した「信濃錦」の宮島酒店(約600石)の約2倍、確かに仕込みタンクの並ぶ部屋も宮島酒店に比べて広い。


蔵の内部の見学を終えて会議室に戻り、ずらりと並んだ「夜明け前」と「頼母鶴」(写真3枚目)の試飲をさせていただく。


山田錦を40%以下まで磨いて造った純米大吟醸を始めとして9種類の酒を、社長さんの説明を聞きながら飲み比べて、各自それぞれにお気に入りを探す。


結局試飲会が長引いて、蔵見学は予定の1時間を大幅に超えてしまった。蔵見学の次はもう一つのお楽しみ、懇親会。さぁ会場の『タイガー』へ。(続く)

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2008.02.28

『信濃錦を飲む会2008 春の会』

『信濃錦を飲む会2008 春の会』
『信濃錦を飲む会2008 春の会』
『信濃錦を飲む会2008 春の会』
月曜日、信濃錦の蔵元、酒座宮島(合資会社 宮島酒店)で開かれた、井田屋酒店主催の『信濃錦を飲む会2008 春の会』に参加する。


『飲む会』は「蔵元見学会の部」と「飲む会の部」の二部構成になっていて、自分は「蔵元見学会の部」から参加した。


夕方、酒座宮島の前に集合したのは15人ほど、全員蔵へ入る前に手洗いをして、キャップを被る。今年の仕込みは既に終わっているということで、白衣は着ずに宮島企画部長の案内で蔵の中へ。


蔵は木造の昔ながらの造りで、一階には日本酒のタンクが所狭しと並んでいる。二階には麹室があるが、仕込みは終わっているので、蔵の中はしーんとしている。


一階には酒母室があり、そこには出品会用の純米大吟醸のもろみが入った小さなタンクが2本並んでいる。タンクの中を覗かせてもらうが、表面にはこんもりと発酵の泡が積み重なって、プチ、プチっと泡がはじけていた。


蔵見学では、有名(と自分は思っていたのだが)な割には、想像していたよりも蔵がこぢんまりとしていたということが印象に残った。あとで聞いたら、信濃錦の石数は600石だそうで納得。


蔵見学の後は蔵元の三階にある「水楽艸(すいがくそう)」に移動して「飲む会の部」が始まる。


飲む会の参加者は30人ほどだが若い人が結構多い。「藤よし純米酒の会」の時もそうだったが、年配の如何にも酒飲みって感じの人は皆無で、日本酒が好きで日本酒に対する好奇心、探究心のある人ばかりのようだ。


「飲む会」では信濃錦の今年の新酒から三年ものの大吟醸熟成古酒、試験的に仕込んだものまで十種類もの信濃錦を飲ませてもらう。


これだけの信濃錦を飲み比べるという機会はなかなかないし、酒造りに携わっている人の話も聞けることを思えば、5000円という参加料も高くはないと思った。


宮島酒店は造る酒(信濃錦、斬九郎)が今や全量純米酒になっているそうで、しかも原料米に無農薬、減農薬の酒米を使い、消費者にとって安心・安全な酒造りを心がけているということなので、これからも美味い日本酒を造るべく頑張ってもらいたい。

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2008.02.18

信濃錦『立春朝搾り』