『酒蔵で訪ねる信州』

『酒蔵で訪ねる信州』(川崎史郎・文、小林敬一・写真、信濃毎日新聞社、1680円)を購入。
この本を眺めて(読んで)、信州には自分が聞いたこともない銘柄の酒を造る蔵元がたくさんあることに驚いた。
殊に上田、佐久の東信地方や、灯台下暗しというか、実家のそばの中野市にもあまり耳にしたことのない酒蔵があることを知る。
先日の「藤よし純米酒の会」で聞いた話だが、長野県は灘を抱える兵庫県、名実共に酒どころと言える新潟県に次いで酒蔵の数が多いのだそうだ。
ところで『酒蔵で訪ねる信州』の写真は、自分で酒蔵を訪ねてみたくなるような趣のあるものでなかなかよい。ただ写真の持つ性格上、“現実”よりは数段よく撮れているような気もするが。
この本で少し残念なのは、酒蔵のデータ的なところがちょっと弱いところだ。
例えば、酒蔵の“石高”や“杜氏名”、“出身の杜氏集団名”などが載っているとなお良かったと思う。
また、酒蔵の窓口(売店)の営業日・営業時間も載せて欲しかった。だって題名にあるとおり、この本は信州と信州の風土と共にある酒蔵にいざなっているのだから、いざ酒蔵を訪ねてみたら定休日だったなんてことになったら残念だしね。
しかし、買って眺めていると、酒蔵とそこで造られる日本酒への関心が湧き上がってくる。日本酒好きなら買って後悔はしない一冊。


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