土曜日、上越のJ-MAXシアターで『ひぐらしのなく頃に』を観る。スクリーン6(座席数93)での上映、観客は3人。映画好き(自分)、ゲーム好き、コミックのファンといったところか。
J-MAXシアターでの映画鑑賞は4月27日の『ブラックサイト』以来。
『ひぐらしのなく頃に』は5月10日に全国公開された作品で、J-MAXシアターではミニシアター系の作品としての上映。
映画の原作はPS2のゲームソフトにもなったPCゲームソフト「ひぐらしのなく頃に」で、そのコミックは累計500万部を売り上げているそうだが、「ひぐらしの…」の名前は自分は全く知らなかった。
映画のチラシの表には、主人公の前原圭一(前田公輝)が書き残したメモ、「どうしてこんなことになったのか私にはわかりません。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。前原圭一」が載り、裏には“突然失われる日常、正解率1%の謎(筆者注.どうも原作のPCゲームのことらしい) 人か祟りか偶然かー”の文字が並んでいる。
監督はこの映画では今時の少年少女たちの「孤独感」を描きたかったようだが、そういう点では『ひぐらしのなく頃に』はよくできているのかもしれないが、謎解きの映画としては、謎が謎を呼び、って感じで原作を知らないものは最後まで観ても???。主人公のメモの言葉を借りるなら、「どうしてこんな結末なのか私にはわかりません。」って感じだった。
エンドクレジットも終わったところで、“続編企画進行中”ってな映像がちょろっと流れる。もう、とりあえず一作で落ちがある映画にしてくれよ、って気分になる。
『ひぐらしのなく頃に』は主人公の前原圭一とその一家が東京から移り住んだ“雛見沢村”が舞台になっているのだが、映画の冒頭、合掌造りで有名な岐阜県白川村の白川郷(原作のモデルらしい)を一望する展望台からの映像が使われていて、撮影はてっきり岐阜県あたりで行われたのかと思って観ていた。
しかしエンドクレジットの「撮影協力」に、諏訪圏フィルムコミッションに始まり、諏訪市後山地区、原村中新田区、山谷観光バス(株)、藤森鉄平石(株)、夢屋ながい、伊那市、ハクトートータルサービス、天竜河畔医院、興亜化成株式会社、高遠町鉾持神社、御園白山神社、アルハンブラ、霜町町内会のみなさま、山室地区の皆さん、伊那バス株式会社、HOTEL多香野、白川村役場、といった文字が映し出されるのを見て、おおぉっ!!となる。
公式パンフレットの中では更に、原村中新田ため池、伊那市内の中学校、上伊那図書館、旧後山分校、高遠の役場支所(伊那市高遠町総合支所)、伊那部の一本道、などで撮影が行われたことが書かれている。
しかし、ほんとご近所で撮影してたんだねぇ。自分が知らなかっただけで、去年の8月は伊那ではこの映画の撮影が結構話題になっていたんだろうか。
それから子細なことだが監督の地勢学的な誤認識は改めてもらいたいね。パンフの中のインタビューで“南アルプスの八ヶ岳”とか、“ドラマ部分はすべて長野県の伊那と高遠で撮影しました”と語っているが、後山も原村中新田も藤森鉄平石の石切場も諏訪であって伊那ではないよ。ま、映画の監督ってスタッフのお膳立てのもとで撮影してるから、こんな認識なんかもしれないが。
伊那市近辺の住民として、映画のどのシーンが何処で撮影されたのか、という“謎解き”の楽しみがあるので星半分おまけして星三つ、★★★。
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