第十七回『藤よし 純米酒の会』
火曜日の晩に開かれた第十七回『藤よし純米酒の会』へ飲み仲間四人で参加した。
参加者は全部で16人ほど、やはり若い人が多い。
今回の『純米酒の会』は「夏の終わりに」がテーマで、ある地域の日本酒ばかりを出す形ではなく、テーマに合うような日本酒を井田屋酒店のご主人の独断でチョイスした八種類の日本酒が出された。
出された八種類の日本酒は以下のとおり。
1.信濃錦 微炭酸生(宮島酒店、伊那市)
2.大雪渓 夏限定純米酒(北安曇郡池田町)
3.南部美人 特別純米酒(株式会社南部美人、岩手県二戸市)
4.酔鯨 純米吟醸吟麗(酔鯨酒造、高知県高知市)
5.くどき上手 純米吟麗(亀の井酒造、山形県鶴岡市)
6.大七 きもと純米生原酒(大七酒造、福島県二本松市)
7.芳薫 特別純米中取り生(馬場酒造、佐賀県鹿島市)
8.加賀鳶 純米大吟醸にごり生<2003>(福光屋、石川県金沢市)
今回は全国から多彩な日本酒が取り揃えられ、何時にも増してバラエティーに富んでいたと思う。
個人的に印象に残ったのは、「加賀鳶 純米大吟醸にごり生<2003>」だ。純米大吟醸のにごり酒というのも珍しいが、それを出荷されてから5年間も井田屋酒店の貯蔵庫に寝かせてあったもの。というか売れずに残っていたというのが本当のところかもしれない。
そうだとしても、いつ売れるかわからないものを、きちんと温度管理して何年も貯蔵しておくなんてとても大変だろう。失礼だが“商売”というよりも“道楽”じゃないかと思えてくるが、これもご主人の日本酒に対する強い“愛”故なんだろうな。
井田屋酒店の貯蔵庫には、「加賀鳶 純米大吟醸にごり生<2003>」のような“お宝”が他にもたくさん眠っていることだろう。
さて、その「加賀鳶 純米大吟醸にごり生<2003>」だが、造られた当時の味と比較するのは無論出来ないが、大吟醸故か“古酒”のような熟成された感じはなく、極微かにではあるが舌先に炭酸を感じるなど、いまだに新酒らしさを残しているところが驚きだった。
もともとの酒がしっかりと造られているのと、井田屋酒店の保管状態が非常によかったのだろう。貴重なものを飲ませて頂き良い経験になった。
しかし、いつもやってるウェルカム・ドリンクで出される日本酒を、後から出てくる日本酒のどれか当てるクイズだが、いろんな日本酒が次から次へと出てきても、「これは違う」とか、「これがそうかも…」って話しになりがちで、「この酒はここが好きだな」とか、「この酒はこの料理に合うね」って話しまでなかなか行かないのがちょっと寂しい。ってこれは、今回もクイズを当てることができなかったものの単なる僻みだが。
次回の『純米酒の会』も楽しみに待つことにしよう。
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