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2008.07.21

『クライマーズ・ハイ』

土曜日、上越のJ-MAXシアターのレイトショーで『クライマーズ・ハイ』”を観る。


スクリーン4(座席数103)での上映、観客は15人。


映画は1985年に起きた日本航空ジャンボ機の墜落事故当時、群馬県の地方紙記者だった横山秀夫が書いた「クライマーズ・ハイ」が原作。


監督は原田真人、主演は堤真一で、『魍魎のはこ』と全く同じ顔ぶれ。520人が亡くなった23年前の日航機墜落事故はともかく、原作についての予備知識は全くなく、あまり期待はせずに観る。


映画が始まって直ぐに、事故当時の新聞社の編集局内の騒然とした状況が再現され、実際のニュース映像も編集局内のテレビに流されて、当時墜落事故を同時体験した者は23年前のその時へ引き戻される。


また劇中織り込まれる谷川岳一ノ倉沢(実際のロケは山梨県三つ峠)のロッククライミングシーンは、VFXの助けを借りているにしても臨場感はなかなかのもの。さすがJAC出身の堤真一は画になる。


映画の中で、その舞台となる群馬県の地元紙「北関東新聞」の編集局内の記者同士の妬み、編集局と販売局の対立、全国紙に対するコンプレックスといったドロドロとした社内事情がスクリーンに映し出されるのを見ながら、長野の“地方紙”ももしかしたら内情はこんな感じなんだろうか、などと思ってしまう。


しかし、映画のどこが“クライマーズ・ハイ”だったのか見終わっても今一つわからなかった。
※クライマーズ・ハイ:登山時に興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態。


いつもどおり堤真一の演技と存在感は立派だったし、個々のシーンは良くできているのだが、映画自体は何を伝えたいのか自分にはよくわからないものだった。


やっぱりというか、星二つ半、★★☆。

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