「狂い」のすすめ

「狂い」のすすめ(ひろ さちや著、集英社新書、714円)を読んだ。
帯には“人生に意味なんてありません。「生き甲斐」なんてペテンです。”とある。本屋でこの刺激的な言葉に惹かれて買った。
この本は仏教、キリスト教、イスラム教などの宗教的な教えを引用しながら、“力まずに、ゆったりと、のんびりと、「遊び」の哲学でもって仏からいただいた配役をプレイする。それがわれわれの生き方です。”という結論を導く。
簡単に言えば“あるがままに生きる”ということだろうか…。
『自虐の詩』で主人公の幸江が母へ宛てた手紙に綴った「この世には幸も不幸もないのかもしれません。(中略)この人生を二度と幸や不幸ではかりません。なんということでしょう、人生には意味があるだけです。(後略)」。言葉は正反対でも、この本で著者が言いたいことと通ずるものがあるように思う。
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