美酒と蕎麦の出逢う夕べ@駒ヶ根・福玄
7月8日の水曜日、「美酒と蕎麦の出逢う夕べ」へ参加。
「美酒と蕎麦の出逢う夕べ」は、井田屋酒店のご主人が用意した日本酒7種類(正確には日本酒ベースのリキュールも含む)と、福玄の店主が作った七種類の料理(締めの蕎麦を含む)を楽しめるなんとも贅沢な会だ。
参加者が集まるかどうか不安だったという2月の第1回目に比べ、1回目の評判が良かったのか、今回はキャンセル待ちも出たというほど人気のある会に参加できたのは、ある意味ラッキー。
今回の参加者は駒ヶ根、伊那から20名ほど。福玄さんの細長い店内は臨時のテーブルも出され参加者でいっぱいに。
まず会場に到着した参加者には“ウェルカムドリンク”が配られ、後から出てくるお酒のどれか当てるという趣向は「藤よし純米酒の会」と同じ。
今回出された“美酒”は以下のとおり。
1)一ノ蔵 発泡純米酒 「花めくすず音」(一ノ蔵、宮城県)
2)舞姫 純米吟醸無濾過生原酒 「翠露 雄町」(舞姫酒造、長野県諏訪市)
3)千代むすび 純米酒 「こなき純米 超辛口」(千代むすび酒造、鳥取県)
4)獺祭 純米大吟醸 「遠心分離 50」(旭日酒造、山口県)
5)住乃井 山廃純米酒 「新潟純米」(住乃井酒造、新潟県)
6)大信州 純米大吟醸生酒 「仕込二十九号」(大信州酒造、長野県松本市)
7)何か甘いもの 純米酒仕込み和リキュール 梅乃宿 「ゆず酒」(梅乃宿、奈良県)
料理は出された順に書くと
まず先付けの“豆腐よう他三点盛り”と“ちらし寿司”。後は“自家製豆腐”、“そばがき”、“天ぷら盛り合わせ”、“揚げ蕎麦の餡掛け”、“九割蕎麦”、と出されて、最後にデザートの“白玉ぜんざい”。
今回の日本酒で印象に残ったのは、一ノ蔵の「花めくすず音」と千代むすびの「こなき純米 超辛口」、獺祭の「遠心分離 50」の三本。
まず「花めくすず音」、黒豆と紫米から取ったという色素で淡いピンク色に色づいているのが通常の「すず音」とはまず違う。「花めくすず音」は純米酒(色素が入っているので酒税法上は雑酒)のはずなのだが、果実酒を思わせる香りと味がするのがちょっとした驚きだ。
「こなき純米」と「遠心分離 50」は温度の違いによる味わいの変化が大きく印象に残った。
「こなき純米」は出されたばかりの冷えた状態では、日本酒度+15の“超辛口”ながら、それほどドライな感じもなく、後味すっきりで飲みやすいと感じたのだが、しばらくして温度が上がると焼酎を思わせる香りが立ち上ってきて、一転して飲みにくい印象に。
一方「遠心分離 50」は、冷えた状態では吟醸香由来の香りが鼻につき、どちらかというとあまり良くない印象を持ったのだが、温度が上がると酒の味わいが感じられるようになって香りとの相乗効果もあって一転して好印象に。
さて福玄さんの料理の印象だが、どれも店主の細やかな気遣いが感じられ美味しかった。中でも“自家製豆腐”は、豆腐なんだが固まりきっていなくて取り皿にすくうと半液体状になる。豆好きの相棒は「大豆の甘味が感じられる」と気に入ったようで何杯もお代わりしていた。
自分はといえば、天ぷら盛り合わせに入っていた“ミニトマト”の天ぷらにびっくり。あと締めの“九割蕎麦”が美味かった。
蕎麦は前回は確か“二八”と“十割”の二種類が出されたのだが、ある筋の“情報”に基づく先入観もあったかもしれないが、どちらかというと蕎麦よりもつゆの美味さが印象的だったように記憶している。
今回はつゆもさることながら、蕎麦そのものが美味く感じられた。普段は蕎麦そのものの味というのは良くわからないような人間なので上手く表現できないのだが、うどんでも素麺でもラーメンでもなく、まさに今“蕎麦”を食べているのだという実感を得ることができた。
しかし隣に座った福玄さんの常連らしい女性の弁を借りれば、「(今日の蕎麦も美味しいけど)いつもはもっと美味しいわよ」ということらしい。是非とも通常営業の時に来て蕎麦を食べてみたいものだ。





















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